負の連鎖からの解放
2019年 05月 22日
息子の薬物使用を知ってからは、
家族が何とかしなければという強迫観念は、
尋常なものではありませんでした。
親の力で薬物を止めさせなければと、
あの手この手を使い必死になって問題の解決を図ろうとすればするほど、
逆効果を招いていくだけでした。
薬物の恐ろしさを知っているようで、
本当の恐ろしさを知らなかったのです。
人格が変化したかのような息子の態度や行動、
繰り返される逮捕は、
私の感情を麻痺させると同時に、
社会から次第に孤立させるというものでした。
自助グループに繋がるまでの道のりは、
一言で語れるものではありませんが、
自分を責め、
夫や息子を責め続けた年月だったように思います。
自助グループで問題がすぐに解決するわけではありませんでしたが、
同じ問題を経験している仲間と語り合うことで、
自分の否定的な感情は、
徐々に軌道修正され前向きになっていきました。
家族ができることは、
自身の生活を大切にすることと、
子どもの回復への手助けと、
子ども自身の責任を子どもに返すことだったようです。
決して一人ではできなかったことですが・・・。
昨日はミーティングの日、
少人数でしたがたくさん笑いと希望がありました。
そして、
最後のハンドリングで行う「平安の祈り」は、
いつも仲間との繋がりを強く感じる瞬間です。
*sheep*
by familiesofaddicts
| 2019-05-22 11:28
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