私の責任だけを
2019年 05月 23日
薬物依存症の娘によって起こされたと思っていた混乱は、私自身が作り出した面もあったことが自助グループに通い回復のプログラムをする中で分かってきました。
当初は娘の薬物使用だけでなく、彼女の人間関係や行ないに対して怖くてたまりませんでした。
次第に彼女の考えていることを妄想し、とても少ない情報で彼女の行動を疑いました。
一方で彼女が喜びそうなことを取り繕い、彼女にとっての物わかりのいい人を演じていたように思います。
そうすることで彼女を変えようと密かに思っていたというのに…
あるときは、娘が直面している問題を自分のコトのように解決して、これだけのことをしているのだから私の言うコトを分かってくれるだろうと期待しました。
こんな自己本位な援助が、彼女の回復の妨げになっていたとは…
本当はしたくもないのにしているとか、頼まれてもいないのに相手の要求を満たしているはずだと思い込んでいました。
実は娘が苦しんでいることへの不快感から逃れたいがための行動でした…
私が娘にしていたことは彼女の自律を阻み、彼女自身の問題に向き合う機会を奪っていたのです。
そして彼女の責任を彼女に返すことが出来てから、私自身を苦しめていた問題を整理し向き合っています。
さて娘はというと様々な問題に直面することもありますが、自分の人生を生きています。
あんなに背負い込んだ存在から距離をおき、何故私自身の生活を取り戻せたのでしょうか。
それは自助グループの仲間が支えてくれたからです。
孤独からの解放と共に自分の居場所ができました。
私も自分の生活を抑制せずに、自分の選択を大切にしています。
Luna