まずは自分が変われたことから

「あの人のヤク中（薬物中毒）は有名ですよ」
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ある映画監督の事を、会話をしていた20代の男性が言った。

昨今のマスコミやネットでの攻撃的な報道は相変わらずだが、それに対して
与えるべきは刑罰ではなく、治療・回復だと理解ある報道も少なくはあるが、
増えてきているし、私たちは微力ながら、活動をしている。

しかし、”一億総叩き”的な実態は根深い。

けど、私もそうだった。息子がそうなるまでは、、
依存症の人たちのことを中毒だとも思っていたし、意志の問題だとも思ってた。
人は他人の靴を履くまで、その人の事なんてわからないものだ。

けれど、今は息子のおかげで、（対依存症者にかかわらず）知識もないのに人を軽々しく
非難したり語ることはなくなっただけでなく、相手を出来るだけ、理解しようと云う気持ちさえ
芽生えた。

経験に無駄なものはなく、経験は人を思慮深く、優しくさせるものなのだなぁ。と、
改めて感じ、心からありがたく思うのです。

sakura