自分の問題
2019年 05月 29日
薬物によって変わっていく子どもとの生活に、
笑顔や楽しい会話、
思いやりの心や感謝の気持ちなど、
いつの間にか無くなっていきました。
次第に心は怒りで膨らみ、
それは相手を傷つける言葉に変わり、
その言葉は自分にもしっかり戻ってきて、
後悔と自己嫌悪というかたちで突き刺さりました。
相手を傷つけ、
自分もまた傷ついていくという、
悪循環の連続だったように思います。
回復のプログラムに取り組むことをしなければ、
問題の解決を先延ばしにしていたのは、
自分だったのだと気づくことがなかったでしょう。
自分の問題を相手の責任のように感じたのは、
相手の問題に囚われ過ぎて、
手を放すことができなかったからなのだと思います。
自分が回復していくなかで、
本人の問題を引き受けることなく
本人の問題から手を引くことで、
元気になりました。
見失ったと思っていたものは、
いつの間にか取り戻すことができたようです。
まだまだ有力な自分が、
回復の邪魔をしようとします。
だからこそ、
仲間の中に居続けることが必要なのでしょうね。
*sheep*
by familiesofaddicts
| 2019-05-29 16:48
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