風景が一変するとき
2019年 06月 12日
「なぜ薬物を~」と何度問うたことでしょう、
自分のどこが悪かったのかと?
外を歩きながらでも涙が出てきては、
人に気づかれないように下を向いて涙をぬぐった日々。
社会のまなざしから逃れるためには、
自分を押しころしていくしかなかったのですから。
罪悪感と孤独のなかで、
押しつぶされそうになりながらも、
精一杯生きてきたことは間違いのない事実です。
仲間との出会いは、
自分が一人ではないという安堵感を与えてくれました。
やっと孤独から抜け出すことができたのです。
目に映るものが、
今まで見ていた風景と一変していきました。
まわりがキラキラ輝いて見えたのですから、
自分が変わるって、
こういうことなんだなぁ~と実感もしました。
ようやく自分の楽しみも見つけました。
やり過ぎて暴走するとき、
時より投げかけられる「ドンマイ、ドンマイ」という夫の声は、
「気楽にいこう」と呼びかけてくれているようです。
毎日起こる重苦しい陰気なできごとに、
心が折れそうになりますが、
「ドンマイ~~~」と言いながら、
後ろ向きにならず歩いて行きたいと思っています。
今日も自助グループのミーティングで、
経験と力と希望を分かち合い、
エネルギーを受け取ります。
*sheep*
by familiesofaddicts
| 2019-06-12 16:53
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