真実の声に共感と感謝と・・・。
薬物依存症者の大きな変化の一つに、
嘘をつくようになるといいますが、
相手をだましながら、
実は一番だましているのは自分自身らしいです。
「これが最後の一発」といいきかせながら、
薬物をいつまでも使い続けるのですから。
快楽だけではなく、
その苦痛や現実と向き合う不安なかで、
捕まるという行為は一方で安堵もするようです。
これも真実なのでしょう。
元プロ野球選手のインタビュー記事では、
自分の正直な気持ちを赤裸々に語っています。
”今日一日使わなかった。
また明日も・・・という間に、
一日一日の積み重ねでここまできました”
”正直に言えば今でも突然、
薬物を使いたくなることはあります”
なんと!正直な言葉なのでしょう!
「薬物はゼッタイ使いません」という方が、
どれほど世間受けすることでしょうに、
世間に媚びることなく自分の気持ちを伝えています。
薬物依存症の治療の中で病気を理解し、
回復への道を歩まれているからこその言葉なのでしょう。
”薬物を使わない状態を続けて、
社会復帰をすることで、
息子たちと堂々と会える日がくるだろうと、
一日一日がんばっていきたいです”
薬物依存症者の社会的な疎外を耳にします。
個人的に受け入れられないにしても、
公共の場で、
社会復帰を目指している人の足を引っ張る必要があるのでしょうか?
彼の真実な言葉に、
共感と感謝の気持ちだけではなく、
私自身の気持ちをも奮い立たせてくれました。
”ヨッシャ~~~”
*sheep*
by familiesofaddicts | 2019-06-26 16:40 | Comments(0)