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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

家族のありよう

家族が病気になったら全員で励まし助け合うのが、正しい家族のあり方だと思っていました。

だけど依存症には通用しなかったですね。


励ましや助けは手を差し伸べたり関わったりするイメージですが、まずはそれをやらない

何かをしなくてはいけないと怯える家族が、強迫衝動を止めなければなりません。


家族の依存症を治そうと躍起になればなるほど、過干渉やコントロールが止まらないから…

自分の行為から招いた結果を家族が後始末してくれると依存症者に期待させないように

尻ぬぐいはやらない

自分の責任を他者に転嫁しないよう本人が向き合うことで回復に繋がるために


依存症だと認めない本人に分からせようとしないことをとっても、果てしなく気が滅入ります。

こんなこと出来るとは思えないし疑問が湧くでしょう。

即効性を求めるけれど、急がば回れといったところ


独りでやるのは到底無理なコト、だけど経験豊かな仲間とならやれるのは確かです。


もう何年も前のことですが、保護司さんが薬物依存症の家族は離散している場合が多いと否定的に話していました。

それは途轍もない覚悟をもって大切な依存症者の自立を願い、離れて暮らす家族の形だったと後になって分かりました。


依存症の娘から譲り受けた女優さんの著書に、家族について書かれたページがありました。


『仲良くというより無関心でいることですね。家族に対しては、だいたいすべて、孫に至るまで無関心。みんなが自立して一つの家族を作ってるっていう感じだから。』


この家族の距離感、見習うところです。

        Luna


by familiesofaddicts | 2019-06-27 17:32 | Comments(0)