トラウマCM
2019年 07月 14日
愛する人の薬物の使用を突然の逮捕で知る人もいれば言動に異変を感じて気づく人もいますが私の娘は薬物を使っている事を最初から隠しませんでした。
大麻→シンナー→大麻→覚醒剤と使用薬物は変わって行きました。
覚醒剤の使用を話された時 娘と二人で泣いた記憶があります。
さすがに覚醒剤にまで手を出すとは思っていませんでした。
いえ、私がそうであって欲しいと願っていただけです。
うちの子はそんな恐ろしいものにまで手を出すほど馬鹿じゃない。
とか思うんです。
大麻やらシンナーやらをやっててもまだうちの子は大丈夫って・・・
完全に狂ってますよね。
狂気の中、蘇る恐怖のCM「覚醒剤やめますか?それとも人間やめますか?」
この言葉が頭の中で何度も何度も繰り返され、
ついに娘は人間をやめてしまった・・・
娘が・・・人間を・・人間を・・・。
まだ薬物依存症について何の知識もなかったですから。
ただただ娘と二人泣くしかなかったのです。
あの時の私は人間をやめた娘の将来を案ずる世界で一番憐れな母親だと思い泣いていましたが私の横で泣いていた娘は私の何倍も何十倍も生きずらかったはずです。
あの時思い出したCMが
「薬物依存症は病気です。
愛の力では治せません。
一刻も早く専門機関へ相談に行きましょう!」
そんなCMだったら余計な涙を流す事もなかったと思います。
yuzuriha.
by familiesofaddicts
| 2019-07-14 02:04
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