人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ロバート・ダウニーJr.

土日を挟んで9日間の夏休み、長いよね、と油断していたら三分の一が過ぎてしまった。
どうしてもこの休み中に仕上げなければいけない仕事を抱えて、気持ちは焦るが脳が夏休みモードになってうまく起動しない。
ついついNetflixで面白そうな外国ドラマを探してしまう。

そう言えば、先日友人とロバート・ダウニーJr.の話をしたんだっけ。
映画の中の彼はよく知らない。アイアンマンは私の好きなジャンルではない。
けれども、嵌りにはまった「アリーmy Love」でのラリー役の彼はほんとに素敵だった。
いろんな人と恋に落ちては、うまくいかないアリー。
ああ、ラリーとはうまくいくといいなあ、と心から願っていたが、なんだか唐突にその恋は終わってしまった。
えぇぇっ、こんな終わり方あり???といくつものクエスチョンマーク。
大好きだったラリー。あなたもアリーを捨てていくのね、と感傷的になったものだ。
しばらくして、なんと彼は薬物の問題で逮捕され仮出所後にこの番組に出演(それだけでも驚きだ)撮影中にコカイン所持で逮捕され途中降板したことを知った。
その頃は、まさか自分の息子が薬物依存症になるなんて知るよしもなく、遠い世界のお話だった。

それから10数年たち、薬物の問題は他所事ではなくなり、海外の薬物事情にも興味を持つようになった。
改めて、ロバート・ダウニーJr.のことをググってみるといろんなことがわかってきた。
父親からマリファナを与えられ、8歳の頃から常用。6回の逮捕歴があり、拘置所から撮影所に通った逸話があるそうだ。
アリーmy Love降板後も薬物依存に苦しんだが、2003年からクリーンを続け、旧友のメル・ギブソンの助力でスクリーンに復活。
言わずと知れたアイアンマンで俳優として不動の地位を手に入れた。

驚くのは、逮捕歴があるにもかかわらず、ましてや拘置所から撮影所に通っていた、ということだ。
アリーmy Loveの撮影も仮出所後だ。
そしてさらに驚くのは、そのアリーmy Loveの演技でゴールデングローブを受賞、エミー賞にもノミネートされたというではないか。
むむ、なんという違いだろう。
日本では、考えられないことだ。
執行猶予を謹慎期間であるかのような誤った認識があり、既に撮影済みの映画やテレビのシーンが問題視され削除されたり、CDの販売が中止されてしまう。
まるで、社会から消し去られるような扱いだ。

違法薬物を使用したのだから当然だ、反社会的勢力の資金源になっているのだから当然だ、とおっしゃる方が日本では大半だ。
けれども、薬物依存症は回復可能な病気で、適切な治療、リハビリを経て社会の一員として働き、税金を納め、一市民として生きていくことができるということを知っていただきたい。刑罰を与えるだけでは、回復することはできないのだ。
反社会的勢力の資金源になっているのは、薬物だけではない。食卓に上る魚介類、今流行っているタピオカですら資金源になっているという(だからといって、薬物使用を正当化しているわけではない)
違法薬物を使用するという間違いを犯してしまった人たちの回復を、セカンドチャンスをどうか受け入れていただけるよう心からお願いしたい。

ロバート・ダウニーJr.とスティング、私の大好きなシーンをぜひともご覧いただきたい。
彼の活躍は、多くの依存症者、そしてその家族の希望の光だ。

 *NINA*





by familiesofaddicts | 2019-08-13 01:52 | Comments(0)