私も回復を
2019年 09月 15日
薬物依存症・・・息子の病名は何か得体の知れない恐ろしい響きで私の耳に入ってきました。
まず受け入れられなかったです。
明るくて優しい子です。
人を笑わせるのが大好きでツッコミ上手。友達もいたしかわいい彼女もいました。
けれど私がその病名を聞いた頃には実はそんな彼はどこにもいませんでした。
彼の中での一番は薬だったし何か気に入らない事が起これば暴力で解決しようとしていました。
そんな状態になっているにも関わらず私はその病名を受け入れられなかったのです。
多くの仲間は「回復できる病気 と聞いてホッとした」と言いますが、私は違いました。
根性さえあれば薬は止められると言ってもらいたかったのです。
それなら私がなんとしてでも私の愛を私のやり方で必ず元の息子にするから!!と言う気持ちだったのです。
病んでいたのは息子だけではありません。
モンスターになってしまった彼に巻き込まれ、どうにもならないところでもがいていた私も重度の共依存症でした。
今、私は毎日穏やかに笑って過ごしています。
息子とは別に暮らしていると言うこともありますが10年前から私には同じ苦しみを持ち、それを分かち合える仲間がいて健康的な距離で繋がってくれているからです。
けれどいつまた病んでいた頃の私に戻ってしまうかわからないです。
長年の生き方を変えていくのは思っているより困難です。
私は私の回復を続けて行く為にミーティングに通い続けます。
そこは笑顔と愛と癒しが私を迎えてくれる場所なのです。
そして息子の回復は息子に任せます。
それが私の仕事ではないと多くの仲間が教えてくれたからです。
茉莉花
by familiesofaddicts
| 2019-09-15 01:04
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