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僕のかわいい次男坊 その③ 狂気



結局捜せど 探せど次男坊は見つからず 

一度家に戻った

時計の針が午前0時を指す頃 

僕の携帯電話が鳴った

いろんな感情が入り混じりながら電話に出た

国の機関からだ 次男坊を保護しているとの事

いる筈の無い人を探しに来たとの事

うろついている所を保護された

直ぐに車に飛び乗った 向かっている道のりは

得体の知れない狂気、不安、恐れに支配され 

僕自身をますます

狂気、不安、恐れに引きづり込んでいった。

国の機関にたどり着くと 次男坊は座っていた

必至でその場を取りつぐろい 
身元の引き受けをした

車で自宅への帰路についた

次男坊に どの様に接していいのか  

どんな言葉をかければいいのか 

なかなか見つからなかった

横に座っている次男坊を時より見た 

海沿いの夜景が次男坊の向こうに

静かに もの悲しく見えた 


飯でもといい 牛丼を持ち帰り食べさせた

ごはんを食べ ゆっくり寝れば

回復し元に戻るだろうと思い

自宅で僕が監視し 外出はさせない様にした 

そこから一晩中 おかしな話を次男坊は続けた 

完全に狂気に支配されている次男坊を

これまで積み上げ来たものが
全て崩れ落ちた僕と

順調に進んで行くであった筈の家族が 

狂気に引きずりこまれていった

何をしたらいいのか 
何がいけなかったのか 

誰のせいなのか 
僕がわるいのか 

考えても出る筈の無い答えを求め 

僕は考える 正しい答えが

出る事はないであろうが 
答えをひたすら考える

ますます寒さを増しながら 

夜はふけていく・・・

                  

やぶれたタカのつばさ


by familiesofaddicts | 2019-10-11 19:48 | Comments(0)