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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

息子のこと

息子のこと


我が家は3人の息子がいて、

薬物依存症は次男で

今は23歳の三男と同居中。


私が「たまにはご飯を一緒に食べない?」

と言うと

「うん!そうやなぁ〜 俺もちょうど話があったわ」

との事でその日は終わった。


次の朝。彼は人が変わったように口を開かず、

仕事にも行く気配がない様子。

こうなると、

「ザ!心配!」を発症する私がいる。

しかし、

彼は「少しの間そっとしておいて。」と言ってきた事を思い

私の思いは自助グループで聞いてもらい!待つと言う選択をする。


一週間ほど経ったある日の夕飯時

「俺はこの家を、お父さんお母さんを恨んでた!」と

言ってきた彼の目から涙が溢れていた。

私は話を聞き続けた。


そしてまたある日。

彼はすっきりとした表情になり、

依存性者の兄がいた事で、辛い思いをした。

自分は仮面をつけていた事を

話してきたと同時に

「やっと家族の会話が出来てるようだ。」

と言った。


私は嬉しかった。

息子の心の扉が開くように感じた。


依存症は家族を巻き込んでいく。

それは兄弟にも大きく影響している。


待つこと聞く事繋がる事


そして私の想いは仲間に聞いてもらえる事


なので今日も自助グループへ行こうと思う。


IKO




by familiesofaddicts | 2019-11-04 07:08 | Comments(0)