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Face up!

先日、Abema Prime ”LGBT理解とエイズの危機感”啓発に課題も という番組の中で特定非営利活動法人aktaの岩崎恒太氏が「恐怖を煽ることでは、検査に向かわせることはできない。必要なサービスへの道を遮断したり、HIV感染者への人権侵害になることも。健康と病の認識をどう共存させるかが大事だ」とおっしゃっていました。

薬物を使用したら、人間をやめることになる。
ダメ、ゼッタイ。
それらの言葉をもとに、これでもか、と芸能人の薬物問題を叩く記事やコメントが溢れかえっています。
違法な薬物を使用し、法を犯したことは事実です。そこに異論をはさむ余地はありません。
けれども、厳罰化したり、二度と社会生活を送れないような言説によって恐怖を煽ることで、当事者やその家族が恐れをなして助けを求めることができなくなり、必要な支援を受けることができなくなります。そして、今、薬を使わずに生きていこうとしている人たちに絶望感を与え、回復を妨げることになります。

「そもそも違法だとわかっていて薬物を使用したんだから、なにを言われても仕方ないだろう。
そんなやつらは、何年でも刑務所に入っていればいいんだ」
テレビやネットでこのような言葉を耳にしたり、目にするたびに、私たちは委縮し、恐れ、打ちのめされ、隠れてしまいたくなります。

巨額の賠償金、DVD発売無期限延期という言葉が躍る記事を目にするたびに、やはり薬物を使った人は社会復帰できないのだ、と私たちは絶望感を味わいます。
そしてそれらは、世間のみなさんにも「違法な薬を使ったら、二度と社会は受け入れない」という印象を与えてしまいます。

日々、そのような心折れるニュースや発言にうつむきがちになってしまう一方で、前出の岩崎恒太氏のようにメディアできちんと説明してくださる方がいることに勇気をもらっています。
そして、多くの方が、刑罰じゃなくて治療・支援が必要だよ、と発信してくださっていることに私たちは救われています。
今までとは違う!
顔を上げて、私たち家族は発信を続けていきます。
   
   *NINA*



by familiesofaddicts | 2019-12-10 12:03 | Comments(0)