僕のかわいい次男坊その⑬長く何も見えない午前中
2019年 12月 28日
公共施設に着き 次男坊の所に向かった
受付で名前を言うと 別の部屋から次男坊を
連れて来てくれた 以前の状態と同じ
次男坊がそこにいた
絶望感の中 事務的な手続きをして
施設の方と話しをした
最後に まだ若いのに
息子さん 大変ですねと言われた
僕は小さく頷き 身体が思う様に動かない気がした
次男坊は 公共施設まで お金も無い状態で
タクシーを乗り付けていたとの事
タクシーの運転手さんが
支払いだけ済ませてくれれば 何も
お咎めはしないと 施設の方へ伝えており
タクシー運転手の連絡先を聞いた
次男坊を 病院に連れて行き
入院も検討したが 先生を協議の上
安定剤を服用し 自宅で様子を見る事となった
次男坊を連れて自宅に帰り 今度はタクシー運転手さんに
連絡した 近くのコンビニで落ち合う事となり 向かった
コンビニの駐車場にタクシーが 1台止まっており 声を掛けたら
その方であった お詫びをして 指定金額を支払った
帰りは高速道路で帰ったとの事で 帰りの高速代も払った
運転手さんが 息子を持つ親の苦労話しを 僕に話し出した
息子を持つ 親の気持ちはわかると
僕は少し 苦笑いをして 頭を下げ その場を立ち去った
時間がどんどん進み 会社に急がなくてはいけない
朝から何も食べずに 昼も過ぎ様としている中
僕は 会社へと急ぎ向かった
自宅に残している 次男坊を 自分以上に
分身の様な 次男坊を不憫に思いながら
悪夢の様に目覚めて始まった
長く何も見えない午前中が
過ぎて行った・・・
やぶれた タカのつばさ
by familiesofaddicts
| 2019-12-28 04:26
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