2019年最後の日に。
2019年 12月 31日
5月にブログを始めて、あっという間に7ヵ月が経ちました。
そして、今日は2019年最後の日です。
この一年は、ほんとにいろいろな出来事がありました。
薬物依存症に関する偏見や無理解に基づくバッシング報道や世間の厳しい批判によって、社会的制裁を受けたり、私生活を脅かされる不安を抱えて生きてきた私たち薬物依存症者の家族は、隠れていてはなにも変えることはできないと気づきました。
そしてこのブログを開設し、同時にツイッターでの発信も始めました。
最初は、おっかなびっくりで、なにをどう綴ればいいのか試行錯誤の連続でした。
それでも、どうにか今日までやってきました。
7人で始めたブログでしたが、日を追うごとに参加してくれる仲間が増えています。
世間のみなさんに少しでも薬物依存症のことを理解していただければ、と思って始めたブログですが、一番大きく変わったのは私たち自身でした。
恐れることなく、家族の正直な思いを発信していいのだ。今、困っている家族をもっと助けたい。という思いがどんどん大きくなり、まだまだちいさな歩みではありますが、外に向けて行動を起こすことができるようになってきました。
ブログを読んでくださる方々からの暖かい共感や励まし、ツイートにコメントをくださったり、リツイートしてくださる方々が、頑張れ!とわたしたちの背中を押してくださったおかげです。
みなさんに心から感謝いたします。
薬物事犯に関する旧態依然としたバッシング報道もありますが、この一年で変化もありました。
薬物依存症を理解した記事を目にするようになり、それは日を追うごとに増えていきました。
芸能人、著名人の中からも「厳罰」より「治療」を、「一発アウト」ではなく「セカンドチャンス」をという声を聞くことが増えてきました。
いままで怯え、不安を抱えて過ごしていた私たち薬物依存症者の家族にとって、これらの出来事は希望となりました。
薬物報道ガイドラインを作ってくださったみなさま、日々薬物依存症の正しい知識を発信してくださっているみなさまのおかげだと感謝しております。
私たち薬物依存症者の家族もちいさな一歩をより大きな一歩にできるよう、歩みを止めることなく来年も頑張ります。
ブログ開設から今日まで、読んでくださったみなさまありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
そして、今、薬物の問題で苦しんでいる人、その家族のみなさん、あなたはひとりではありません。
仲間がいることを忘れないで。
どうか、相談機関や自助グループに足を運んでください。
あと数時間で、新しい年を迎えます。
みなさま、よいお年をお迎えください。
*NINA*
by familiesofaddicts
| 2019-12-31 21:56
|
Comments(0)