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新しい挑戦

次男はもうすぐ8年のバースデーを迎える。
薬物を使わなくなってまる8年たったのだ。
遠い昔のことのようでもあるし、つい最近のことのようにも思える。
お互いよく頑張ったよね。
そして、今の仕事を辞めて、海外でしばらく生活することになった。
2020年は、彼の2回目のチャレンジ、冒険の始まりの年。
1回目のチャレンジは、8年前に薬物を使わず今日一日を生きることだった。

薬物の問題を抱えていたあの頃、海外に出ることなど想像もできなかった。
今日一日を生きることすらままならない息子を前に、途方に暮れていたあの頃。
考えつくあらゆることをやっては失敗を繰り返し、絶望と孤独の海で溺れそうになっていたあの頃。

大麻所持で捕まったことで、初めて誰かに助けを求めることができた。
そこからも長い道のりだったが、まず私が仲間の中で元気を取り戻し、仲間の経験を受け取り変わっていくことで状況は少しずつ変化していった。
そしてそれは決して上向きの変化だけではなかった。どんどん状況は悪くなったりもした。
なんどもくじけそうになり、投げ出したくなった。
そのたびに、仲間や回復施設の方々に励まされ、生きることをあきらめずに今日までこれた。
いつしか、次男にも私と同じようなことが起こり、彼も今日まで生き続けることができた。

”薬物を使ったら、人間をやめなければならない。
薬物を使ったら、それで人生お終い”
そんな言葉が聞こえてくるけれど、あきらめずに生きてきてよかった。

次男の中学時代の担任の先生から年賀状が届いた。
先生は次男に起こったことは全てご存知。
「彼は元気にしていますか?」と短い言葉が添えられていた。
先日、次男に会った時にそのことを伝えると、その場で先生に電話をかけはじめた。
「先生、オレ、海外でしばらく住むことになった。もっと先生の英語の授業ちゃんと聞いてたらよかったなあ。けど、今勉強頑張ってる。先生ありがとう」
聞こえてくる次男の声に、たくさんの人たちに助けられ、支えられて今日まで生きてこれたのだと改めて感謝の気持ちが溢れてきた。
みなさん、ほんとうにありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。

新しい挑戦、冒険の先になにがあるのかは、誰にもわからない。
失敗しても、間違ってもいいのだ。
次男には仲間がいるから大丈夫、そう信じる私がいる。

私がすることは、心配ではなく、信じて、愛することだけだ。

 *NINA*







by familiesofaddicts | 2020-01-07 11:56 | Comments(0)