閉ざされた心に明かりが灯る
2020年 02月 19日
息子を何度も信じ、
何度も裏切られました。
薬物の問題は、
誰かに気安く相談できるものではありません。
その度に家族だけで薬物を止めさせようと、
もがき苦しみながら次第に孤立感を深めていったのです。
もう~笑うことも、
何かを楽しむこともありませんでした。
薬物依存症は脳の病気だと初めて知った時、
私の閉ざされた心に、
小さな小さな明かりが灯ったのです。
これでやっと顔を上げて歩いていけると思いました。
そして、
私も共依存だということを知りました。
依存・共依存症に特効薬はありません。
仲間の中で助けられ、
仲間を助けて回復に取り組んでいくのです。
これも自助グループで、
12ステップをやる中で知ったことです。
家族の自助グループにつながり、
私の小さかった心の明かりは、
いつの間にか大きな明かりに変わっていました。
ここまでくるには長い歳月がかかりましたが、
やっと罪悪感を持たずに、
笑うことも誰かと一緒に楽しむこともできています。
誰もが同じような回復の道をたどるとはかぎりません。
前進したり後退したり、
あるいは横道にそれるようなこともあるでしょう。
それでも仲間は、
いつだって手をさしのべ一緒に歩いていくのです。
*sheep*
by familiesofaddicts
| 2020-02-19 18:43
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