イケてるやん!
自助グループの仲間たちはなぜだろう?
常に、そばにいる感覚がある。
物理的にそばにいるのではなく、気持ちが伝わる。
親や兄弟、親友であっても四六時中頭の中にはいない。
依存症の息子だってそうだ。
いわば、パートナー(配偶者)みたいに、ずーと僕の心の中に存在している。
それが、自助グループの仲間たちだ。
仲間は、僕の中にどんどん入ってくる。
とか言っても、勝手に家に上がり込み冷蔵庫の中を開けるようなことではない。
いつも、柔らかく温かい真綿のように包み込んでくれる。
しんどい時、言葉が出ない時でも、ずーと待っててくれる。
僕がつまずいてこけていたら、そっと手を差し伸べてくれる。
その手の差し伸べ方が、愛を感じる。
自助グループに繋がったしばらくは、仲間たちとの距離を感じていたし、別に繋がりを持とうとも思っていなかった。
自助グループの人たちと友達になりたいために来ていた訳ではない。
だって、ただの赤の他人だし。
それに、その赤の他人は、本名も知らない。どこに住んでいるかも知らない。
ひとつだけ共通点があるならば、家族や友人に依存症者がいるだけだ。
同じ様な苦しみや、辛い経験をしてきている人達だ。
でも、僕と違うところが彼らにはある。
その辛い経験から学び、プログラムに沿って自分の生き方を変えて、前を向いて進んでいる。
依存症者の事に囚われず、自分のために人生を生きていくことは素晴らしい。
そんな彼らでも、まだ辛く感じる時があるようだが・・・
彼らの中で一緒に居ると、自分も前向きになる。
とにかく、居心地が良い。
新しく自助グループに繋がった仲間から言われたことがある。
僕が話したことで、私は助かりました?
何を話したか?覚えてなくて加減なもんだが、人の役に立てたらしい?
自助グループでも僕を頼りにしてくれる仲間がいる?
劣等感の塊で自信がなかった僕が、人の役に立てる・世の中に必要とされていることは素晴らしい。
GENGEN
by familiesofaddicts | 2020-03-19 16:29 | Comments(0)