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いいことも、悪いことも起こるけど、ひとりじゃないから大丈夫!

以前にも書いたことがあるかもしれませんが。

いいことがあると、必ず悪いことが起こる。
私にはそう思ってしまうクセがあります。

遡れば、まだ幼い頃。
友達と遊んでルンルンと家に帰って、「ただいま~、あのね、○○ちゃんがね」と楽しかったことを母に報告しようとした途端、不機嫌な顔をした母にこっぴどくお小言をくらう。理由はなぜだか覚えていませんが、きっと帰宅時間が遅かったか、宿題をしていなかったか、ですね。
これは誰もが経験したことかもしれません。
まだまだ続きますよ。
水泳競技会の選手に選ばれて猛練習したのに、体調を崩して欠場。
苦労してやっとのこと手に入れたコンサートのチケット。コンサートは素晴らしかったけど、一緒に行った友人と喧嘩別れ。
大きな仕事に抜擢されめちゃくちゃ頑張ってやり遂げたのに、後日上司のミスを私のせいにされる。

そして、そして、依存症の息子との生活でのこと。
友人と楽しくランチをしていると、「息子さんが問題を起こしたので、至急学校までお越しください」という学校からの呼び出し電話。
仕事を終えて、気分転換に映画のレイトショーに。やっぱ来てよかったわ、と余韻に浸っていると、ブルブルと携帯電話の不吉な振動。
昨夜は久しぶりに息子と心の通う会話ができた。ああ、やっとわかってくれたんだ。と幸せな気分でぐっすり眠った翌朝のこと、財布の中からお金が消えていた。
こんなことが際限なく繰り返されました。

いつしか、私の中では、いいことがあると、必ず悪いことが起こる!がゆるぎない真実としてインプットされてしまいました。
そうなると、楽しいことはしないでおこう。楽しいことをしなけりゃ、悪いことは起こらない。
幸せだと感じちゃいけない。幸せだと感じさえしなければ、不幸なことは起こらない。
友人と会うこともなくなり、映画にも行かなくなり、暗い顔をしてずっと座っていました。

よく考えてみると馬鹿げていますよね。そんな馬鹿なことを信じてしまうくらい、依存症者の家族は彼らに巻き込まれていくのです。
どんなことをしていても、泣いていたって、笑っていたって、いいこともあれば、悪いこともある。
冷静に考えればわかることですが、特に依存症者との生活の中では、なにかしら悪いことが起こる原因をみつけなければ生きていけない心境だったのです。

どんなに頑張ったって、それが報われない時もあります。すぐに結果がでないことがあります。
悪いことばかり続き、いいことなんてひとつもない、と思う時があります。
かつての私は、報われないこと、結果がでないことにばかり目を向け、落胆し、自分を卑下し、可哀そうな私をもっともっと可哀そうにしていきました。
でも、そんな中にもちいさな喜びがあり、歩く先にかすかな光が見えることに、やっと気づきました。
ちいさな喜びやかすかな光を、こぼれないように掬い取っていったら、すこしずつ歩く足に力が入るようになりました。

いいことがあると、必ず悪いことが起こる、のではなく、いいことも、悪いことも起こるけど、ひとりじゃないから大丈夫!
今はそう思っています。

時々、昔のクセは出てきますけどね。
そんな時は、まだまだ青いぜ、私!と苦笑い。

 *NINA*







by familiesofaddicts | 2020-09-08 13:03 | NINA | Comments(0)