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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

連鎖反応

自分の父親の嫌な所が、自分にも見える。

父親を否定していた自分であるが、やはり血は争えない。

もっと言えば、お爺さんにもそういったきらいがあった、

さらに言えば、子供たちにも自分の悪いところが垣間見える。

おいおい、「この親にしてこの子あり」・「血は争えない」てことか?


次男が依存症になったのは、自分の家系や遺伝・自分の育て方のせいだという事を言いたいのでは無いが、

自分を苦しめている心の奥底に絡みついている大きな事柄である。


あるセミナーで、「負の連鎖」という事を耳にした。

うすうす感じていたが、ハッキリと言われたら「キツイ!」

なんだか、重たい鈍器で胸を打ち抜かれた感じだ。

その後に、「だから、あなたがその負の連鎖を断ち切り、良い連鎖に変えてゆく」という事も聞いた。

そう言う事なんだ!納得できる。

見方を変えて、僕がいきいきと生きる事ことが出来れば連鎖が変わる?

変えられるのは自分だけ、自分のために生きる。

次男を変える為に、自分の生き方を変えるのではない。

本音を言えば、邪念や期待を持っているのを否定できないが・・


悪い連鎖があったかもしれない? いやあった。

今さら言ったってしょうがない。

良い連鎖を作ろう。

今から間に合うのか?

だからと言って、もう一度お腹の中に戻すことではないし・・


「自分を変える」と言う言葉は、あまりにも抽象的過ぎて、ピンと来ない?

スポンサーシップを進めていく過程の中で、以下の事に気づいた。

犬のウ○コに反応する、気持ち悪い・怒りを覚える。

何故だか?いつも孤独感を感じる。

人が怒っている声が嫌だ、表現できない気持ちになる。

などと何かに取り憑かれるように反応してしまう。


僕は、過去の記憶の中の出来事で生きており、

トラウマは、自分の気付かない・意識していない所で僕の感情をコントロールしていた。

本当に厄介な奴だ。

過去の記憶の中で生きている自分には、そう易々とトラウマはぬぐえなかった。


自助グループでは、

自分の居場所がある。

自分を認めて、愛してくれる仲間がいる。

自分の辛い気持ちに共感してくれる仲間がいる。

自分自身を、受け入れて好きになれそうな気がする。

その仲間に支えてもらいながらステップを進めていると

次第に、トラウマが薄れてゆく。


少しずつ、良い連鎖反応が生まれ、

自分の生き方が少しずつ変わってきた。

続けて行けば、対人関係が良くなった。

それは、職場でも家庭でも依存症の次男でもそうだ。

対人関係が良くなったら、相手にも変化は出て来る。

不思議なことだ。


でも、良い事ばかりある訳ではない。

悪い事もあるが、それは長く続くものではない。

試練の連続だ。

その繰り返しで、少しずつ「良い連鎖反応」が生まれてくると思う。

僕は、自助グループとステップを実践している仲間の中にいることで、

3人の息子たちに良い連鎖を与えている様な感じがする。

自己肯定感アップだ。


GENGEN


by familiesofaddicts | 2020-09-10 11:39 | GENGEN | Comments(0)