連鎖反応
2020年 09月 10日
自分の父親の嫌な所が、自分にも見える。
父親を否定していた自分であるが、やはり血は争えない。
もっと言えば、お爺さんにもそういったきらいがあった、
さらに言えば、子供たちにも自分の悪いところが垣間見える。
おいおい、「この親にしてこの子あり」・「血は争えない」てことか?
次男が依存症になったのは、自分の家系や遺伝・自分の育て方のせいだという事を言いたいのでは無いが、
自分を苦しめている心の奥底に絡みついている大きな事柄である。
あるセミナーで、「負の連鎖」という事を耳にした。
うすうす感じていたが、ハッキリと言われたら「キツイ!」
なんだか、重たい鈍器で胸を打ち抜かれた感じだ。
その後に、「だから、あなたがその負の連鎖を断ち切り、良い連鎖に変えてゆく」という事も聞いた。
そう言う事なんだ!納得できる。
見方を変えて、僕がいきいきと生きる事ことが出来れば連鎖が変わる?
変えられるのは自分だけ、自分のために生きる。
次男を変える為に、自分の生き方を変えるのではない。
本音を言えば、邪念や期待を持っているのを否定できないが・・
悪い連鎖があったかもしれない? いやあった。
今さら言ったってしょうがない。
良い連鎖を作ろう。
今から間に合うのか?
だからと言って、もう一度お腹の中に戻すことではないし・・
「自分を変える」と言う言葉は、あまりにも抽象的過ぎて、ピンと来ない?
スポンサーシップを進めていく過程の中で、以下の事に気づいた。
犬のウ○コに反応する、気持ち悪い・怒りを覚える。
何故だか?いつも孤独感を感じる。
人が怒っている声が嫌だ、表現できない気持ちになる。
などと何かに取り憑かれるように反応してしまう。
僕は、過去の記憶の中の出来事で生きており、
トラウマは、自分の気付かない・意識していない所で僕の感情をコントロールしていた。
本当に厄介な奴だ。
過去の記憶の中で生きている自分には、そう易々とトラウマはぬぐえなかった。
自助グループでは、
自分の居場所がある。
自分を認めて、愛してくれる仲間がいる。
自分の辛い気持ちに共感してくれる仲間がいる。
自分自身を、受け入れて好きになれそうな気がする。
その仲間に支えてもらいながらステップを進めていると
次第に、トラウマが薄れてゆく。
少しずつ、良い連鎖反応が生まれ、
自分の生き方が少しずつ変わってきた。
続けて行けば、対人関係が良くなった。
それは、職場でも家庭でも依存症の次男でもそうだ。
対人関係が良くなったら、相手にも変化は出て来る。
不思議なことだ。
でも、良い事ばかりある訳ではない。
悪い事もあるが、それは長く続くものではない。
試練の連続だ。
その繰り返しで、少しずつ「良い連鎖反応」が生まれてくると思う。
僕は、自助グループとステップを実践している仲間の中にいることで、
3人の息子たちに良い連鎖を与えている様な感じがする。
自己肯定感アップだ。
GENGEN