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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

今年を振り返る

色んな気づきと仲間の支えを貰えた1年であった。


自助グループで青い薄手の書籍を輪読している。

20ページほどの書物であるが、この書物の言葉の意味をしみじみと感じた。

“「助ける」ということ”のページの意味が、どんどん自分中流れ込んできた感覚を感じた。

ミーティング中に何回読んだだろう。

活字を目にして、言葉に出していたが今までの私の中にはきちんと入り込んでいなかった。


依存症者の息子に思うのは、「自分の力で生きていく力を持って欲しい」と言う事だけです。

そのためには、父親の私は彼に何をするべきか?

私の役割は「何もせずにいること」であるがこの解釈が、私の心が動揺している時は、様々なとらえ方をしていた。


自殺をすると脅してきたときには、どの様に対処したらいいだろう?本当に自殺したらどうしよう。

そう騒動のあと、息子から助けてとSOSがあり、必死に回復施設に繋げようとしたこと。

爺ちゃん子の息子に、田舎の爺ちゃん体調が悪いため一緒に連れて帰りたいと思う気持ちなどなど。


仲間の事であれば、この書物に書いてあることを冷静に提案などしていた自分であったが、いざ自分事になったらザワツキが止まらなく、どうして良いか?迷っていた。

見せかけの回復、成長だったのだろうか?

その時は相談できるスポンサーや仲間がいて、自分の気持ちを引き戻して貰えた。


家呑みの中で、ちょっといい気分になれば、YouTubeでカラオケをやってしまう。

時折「案山子」を歌い、号泣することがある。

依存症者の親として、やってはいけないことが歌詞にあるが、その気持ちになるだけだったら悪くないと思う。

アホみたいに泣いたら、意外と気持ちがすっきりするものだ。


息子は、NAに参加し回復施設の方ともつながり、時々食事もしているみたいだ。

詳しいことは知らないが、息子にも仲間が出来ているようだ。

決して良いことばかりが続くとは思えなく、またザワツク事があるかもしれない、でも私には引き戻してくれる仲間がいるから安心だ。


それと、自分の感情・思いを文章にすることが苦手で、ブログを書くのが嫌であった。

しかし、ブログを書くことで、忘れていた感情や記憶を思いだす事が出来てなんか、良かった。

誘って頂いた仲間に感謝です。


皆様、良いお年をお迎えください。



GENGEN


by familiesofaddicts | 2020-12-31 01:06 | GENGEN | Comments(0)