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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

感謝をかんじる幸せ

34年前、ある人に惚れて結婚したわけだが

新婚時代の気持ちは、いつまでも続かないですよね~!


今考えれば、ままごとだったような感じがする。

自分の感情のおもむくままに生きて居たように思える。

人に、命に、パートナーに感謝する気持ちは希薄だった。


一生懸命に頑張っているではなく、それなりに頑固で生きていた。

喧嘩っ早く、人を裁き、思いやりは少ししかなかった様だった。


30歳を過ぎてからある本に出会い、一生懸命に生きてこなかった自分を恥じた。

それから転職して、一生懸命勉強し一生懸命に働いた。


そして、うつ病になる。


その後、長男の引きこもり、次男の薬物依存症、三男の心の闇

当時は家族の問題を自分が引き起こした感が否めなかった。


それは、過去の自分の父親との関係性からくるもので

子供達との関係性を自分なりに、理想を持っていたからではないか?


僕が、鬱になる前には子供たちは小学生だった。

その頃は、自分が描いていた親子関係に近かった。

鬱になってからは、子供たちとの記憶がぼやけている。

思い出せない部分もある。


ただ強烈に記憶があるのは、あんなに可愛かった次男を

一番DNAがハッキリ引き継いでいる次男を

薬物依存がエスカレートして行くに連れ

絶望・怒り・憎しみ・死んでくれと、変って行った。


いつも傍にはパートナーがいる。

そして彼女に対して、不満・イライラ・自分本位が渦巻いていたように思える。

家に帰る足も遠のく。


自助グループに繋がり、仲間の愛とともに

僕は回復していった。

いつの間にか、うつ病もどこかに行ってしまった。

そして、家族に対する感情が変化してきた。


今は、全てではないけれど・・・

全てに幾分か近い状態で、人に感謝できる。

職場で、今まで裁いていた人に

仲間に

そして、パートナーに


生活している自分の中で、絶望・怒り・憎しみは消えることは無いが

それに支配されることは無い。

代わりに感謝を感じるようになり

それは、幸福感を生み出している。


今でも職場では裁きまくっているが、少しずつ何かが変わって来た。

今日も感謝!

そう、あなたに感謝です!



GENGEN


by familiesofaddicts | 2021-04-08 08:23 | GENGEN | Comments(0)