鳥の羽根
2021年 06月 12日
当時、息子の薬物使用、依存症が受け入れられず、
毎日が心配と不安の中での日々でした。
ある朝、バイク通勤の途中にふと目につくものが。
少し見上げると、
キラキラと光るものが落ちてきました。
バイクを止めて、
その落ちたと思う場所に目をやると、
鳥の羽根が落ちていました。
私はそれを拾い上げ、カバンに入れました。
仕事場につき、
その羽根を見てみると、
3cmほどの小さな羽根でした。
ただの偶然。
でも、その時の私には誰かが空から応援してくれている、
そんな気がしたのです。
ほんの少し希望が湧き、
悲観にくれて泣いているばかりではいけないと。
思い切って回復施設の家族会に相談しようと決めました。
家族会が開かれている会議室の
ドアを開けるのは怖かったですが、
帰りには来て良かった。
と心から思いました。
こんなにも、同じような人がいるのだと安心しましたし、
自助グループのことも教えてもらいました。
ほんの少しの希望が、
大きな希望へと変わり始めました。
すずめ
by familiesofaddicts
| 2021-06-12 00:01
| すずめ
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