受け入れるということ
簡単なようで難しい。
出来ているようでできていない。
それが、薬物依存症という病気を受け入れる
ということなのだと思います。
大切な家族がなってしまうとなおさらです。
自助グループに通い、病気だということを教えられても
始めは受け入れることはできませんでした。
「うちの息子は他の人とは違うかもしれない」
「しばらく薬物を摂取しなければ次第に治るかもしれない」
とか、思ってしまうのです。
結局のところ、受け入れたくなかったのだと思います。
認めたくなかった、私の息子が薬物依存症なんて・・・。
認めると、息子の将来が終わってしまうような気がして。
ある時、回復施設のスタッフのお話を聞かせてもらう機会がありました。
そのスタッフの薬物に染まっていた時から回復に向かうまでの
体験談を聞いて驚きと感動、そして希望をもらいました。
回復する道はあるのだと。
険しい道かもしれないけど、必ず道は開けると。
私の気持ちも落ち着き、ようやく受け入れる心の準備ができました。
そして、私達の態度も変えていけるようになりました。
すずめ
by familiesofaddicts | 2021-07-09 08:37 | すずめ | Comments(0)