夏休み
2021年 07月 30日
息子達が幼い頃は、
夏休みには毎年旅行に行くのが楽しみだった。
海や山、子供達が楽しめて愛犬も
連れて行けるところを探しては計画を立てていた。
夏休みが不安と恐れの日々になったのは、
息子が髪を染め夜遊びをするようになった頃からだった。
息子からの真夜中の電話にもすぐ出られるように、
いつも枕元に携帯電話を置いて「迎えに来て」の一言で何時でも車を出した。
息子を何とかしたかった。
どんどん遠くに行ってしまうようで辛かった。
今思えば、私はこの頃から共依存症だったのだろう。
私が何とかしなければと、息子の問題を全て引き受け続けた。
そして息子の問題がどうにもならなくなり、
解決方法を教えてほしくて自助グループへと繋がった。
そこで最初に学んだのは、
息子の問題に対して無力だということ。
私には息子を変える事は出来ない、
変えられるのは自分自身だけだと言う事だった。
最初はよくわからなかったけれど、
通い続けるうちに少しずつ理解出来るようになってきた。
そして同じ問題を抱える仲間と出会えた事で、
とても気持ちが楽になった。
ずっと息子の問題に巻き込まれていたし、
自分の気持ちなんて置き去りにしていた事に気がついた。
今年も暑い夏がやってきたけれど、
不安と恐れで一杯だった私はもういない。
これからも自助グループへ参加して仲間の話に耳を傾け続けよう。
macaron
by familiesofaddicts
| 2021-07-30 20:13
| macaron
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