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知らんけど。

知らんけど
読み方:しらんけど

「知らんけど」は、関西弁あるいは特に大阪弁の中で、「自分の見解に責任は持てない」旨を言い添える意味合いで用いられる言い回し。断言したり、人に何かを勧めたりしながらも、最後に「知らんけど」と言って結びの言葉とする。ひととおり喋ってから、信憑性が高くない事柄や個人によって判断の別れる事柄について断言を避けるニュアンスを追加する表現である、といった解釈がある。
  • 楽しかったらそれええんちゃうの、知らんけど
  • こうして文化が廃れていくんやな~知らんけど
  • これだけ持ってけば足りるでしょ、知らんけど
  • 冷蔵庫入れとかなあかんのちゃう?知らんけど                        
     (出典:weblio辞書)

しょっぱなからの何の話ですか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
大阪に住む私は、もちろんこの「知らんけど」の使い方をよく知っています。
会話のキャッチボールとして使ったり、ギャグとして使ったり。
けれども、私自身はあまりというか、ほとんど使うことはありません。

しかし、この「知らんけど」の特性がしっかり私の中に根付いていることに気づいて、あちゃ~っ、やっちまってるなあ、と愕然としています。
恐るべし、大阪弁。
全部が全部そうではないのですが、大阪の人って毒舌というか、物をはっきりと言ったりするのだけれど、肝心のことは言わない。
誰が言ってたの?って聞かれると、誰か知ってても、「知らんけど、誰かが言ってた」「知らんけど、みんな言ってる」みたいに言っちゃうんですよね。
誰がやったの?って聞かれても、同じような対応をしてしまいます。

私が言ったことで、その「誰か」を傷つけたらいやだなあ。その「誰か」に悪いなあ、迷惑かけちゃうんじゃないか?って思っちゃう。
しかし、しかし、ですよ。
実際のところは、「誰か」に対する配慮じゃなくて、私がチクったって思われたくない、私が断言することでその責任を取りたくないってのが本音なのです。
「誰」が言ったか、「誰」がやったか、そこをぼかしてしまうと、問題の本質がぼやけてしまい、ますます問題がややこしくなる、という出来事を目の当たりにして、ああ、私も同じことやらかしているなあ、と気づきました。
口には出しませんが、語尾に「知らんけど」と付け加えていること多々あります。逃げてますね、自分の責任から。

あと、感情的な物言いの人がものすごく怖くて、必要以上に卑屈になり謝ってしまう。
ちゃんと伝えないで、とりあえず謝ってしまう。
「まあまあ、そんなこと言わずに、うまくやっていきましょうよ」的なことを求めてしまう。
いや~、これってほんとに逃げの姿勢。
逃げて、相手の姿が見えなくなってから、「今日はこのくらいにしといたるわ~」って喜劇の最後のお決まりのセリフを言ってる感じです。

ほんと、そういうところが、自分を生きづらくさせています。
周りの人たちにも悪影響。

そういう私だから、薬物依存症に対する世間の偏見や誤解がめちゃくちゃ怖かったのです。
だから、隠そう、隠そうとして、誰にも相談できなかったし、相談できるようになっても、偏見や誤解をなくしてほしい、と言うことができませんでした。
このままじゃ何も変わらない、とようやく声をあげることができるようになりましたが、まだまだ「知らんけど」って自分の責任から逃げたり、「今日はこのくらいにしといたるわ~」と相手が見えなくなってから言ってる自分がいるんだなあ。

そういうセリフはしばらく封印しておきます。
自分の言葉に責任が持てるようになるまでは。

  ⋆NINA⋆







by familiesofaddicts | 2021-09-14 17:44 | NINA | Comments(0)