妄想の列車
同居する息子が激昂していた。
大事な予定をすっぽかしてしまったらしく、
私にも怒りの矛先を向けてきた。
責め立てられて、
久しぶりに妄想の列車に飛び乗ってしまった。
自助グループに繋がった頃に仲間が話してくれたグルグル回り続ける妄想の列車。
終わりのない恐ろしい妄想に囚われてはいけないとわかっているつもりなのに、
一瞬にして以前の考え方に戻ってしまう。
自ら作り上げた妄想で自分自身を追い込んでしまう。
私と息子のやり取りを聞いた夫が最初に言ったのは、
私の頭にも最初に浮かんだ考え「何とかしてあげなくては」だった。
だけどすぐに「助けるのは違うな」と言ってくれた。
その一言で、私はすんなり妄想の列車から降りる事が出来た。
有り難かった。
本当に助けるという事は何もせずにいること。
私に出来る事は、自分を鍛錬し息子に対する対応を変えていくこと。
自助グループで教えてもらったことは沢山あるし、
日々新しい学びを得ている。
その全てが今の私を支えてくれている。
今日一日を大切に、ベストを尽くして生きよう。
macaron
by familiesofaddicts | 2021-11-19 00:56 | macaron | Comments(0)