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包丁の矛先

自分の父親との関係は良いとは言えず

子供が授かった時はいい関係を築きたかった。

息子3人の子宝に恵まれ楽しく幸せだった。

それは、自分が描いていた親子関係だったと思っていた。


次男は、スポーツを辞めた中二から非行と薬物使用

楽しかった我が家は、次第に薄暗い地獄へと変わっていった。


何とかして家族を立ち直らせて再生したい

このままでは最悪の状態になってしまう

その強い強迫観念は、家族のみんなを逆の方向へと

まっしぐらに突き進ませてしまった。

当時は自分の行動が依存症者とその家族にとって

悪化させている事を知る由もなく

自分なりの一生懸命のもがきだったと思う。


薬物使用の次男は、ありとあらゆる薬物に手を出し

薬物依存症へと変わっていった。


次男の部屋から澱んでくる変なにおい

へらへらと笑い視線がどこかに行っている

動物のような食事

そして、幻聴・幻覚に囚われた行動


可愛かった次男を変えてしまった薬物を恨み

薬物を使用している息子を恨み

やがて次男の存在自体を恨むようになった

いっそ、死んでくれ・殺してしまいたい。

それを思っている自分が

どうしようもなく、辛かった。


そんな暮らしの中で私は次男が

同じ部屋に居たとしても存在を無視していた。

なんかのきっかけで、「俺をゴミみたいな目で見るな!」と

突っかかれ、喧嘩となる。

エスカレートしては、何度か次男は包丁を持ち出してくる。

うわっ・刺される!興奮状態の私は、そのとき何を考えていたか?記憶にない


しかし息子は、その包丁を自分に向けて「俺を殺してくれ!」と泣き叫んでいた。

またある時は、バットを持ち出しては、「車を潰してやる!」

あ~あ、車もうアカンなと思っていたが

タイヤを叩き、車は無傷


あの時は、息子の気持ちを受け入れる余裕もなかった。

ただただ恨み・憎しみそして絶望が頭の中で渦巻いていた。

今思えば、父親との繋がりが切れていることが

寂しかったのかなと思える節がある


今の私は違う。


どんな息子も受け入れ、言葉には出さずとも

「今の君を愛している」との態度で接する様に努力する。

今の私にはまだ、それぐらいしかできないが・・

愛しいと思っていた気持ちが、憎しみ・殺意になっていた感情を

以前のように思えるには、まだ時間がかかるようだ。


自助グループに繋がり、回復している仲間に私は影響され

少しずつ親子関係を修復して行っている。

物やお金の繋がりはないが、絆は持ち続けていきたい。

そのために私は仲間たちに中に居続けようと思う。



GENGEN




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by familiesofaddicts | 2022-01-21 15:11 | GENGEN | Comments(0)