二つの現実

　次回の家族相談会は2月20日(日)です！　

依存症者を手放して数年が経つ、その間連絡は取っていない。こうして文章を書くだけで、手放す直前の空気、風景、連絡を取らなくなった時の私の動揺など、眠っていた感情が一気に蘇る。その揺れと私との間には、防いでくれる、守ってくれる方々が確かにいる。仲間がいる。

できるなら、安静に暮らしたい。ただ、現実から目を背け逃げても、現実は変わらない。逃げることもなく、目も背けず、安静に暮らす方法をミーティングの中に、仲間との関係に見出してから、わたしの恐怖や嗚咽はゆっくりと安心に置き換えられていった。

この先、依存症者に何かが起こり、牙を剥く現実に打ちのめされる日が来るかも知れない。そんな恐れを今、ここに下ろして、楽しく過ごした仲間との時間を思い出そう。

私には依存性者と関係があるという現実がある。一方で、仲間との関係があるという現実も確かにある。状況を切り拓いていく限り、現実は変わっていくだろう。仲間と楽しく歩む現実を、私は選びたい。

ススキ

毎月第3日曜日に、家族相談会を行っております。

ホームページ | 関西薬物依存症家族の会 (wixsite.me)

ご連絡は下記まで

kazokunokai89@gmail.com

※秘密は厳守いたします

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