100万回生きたねこ
2022年 02月 15日
何回か子供達に読み聞かせした絵本
久しぶりに出てきたので読んでみた
大きな声で読んでみた
ずっと 何だかなー
と言う思いが残ったまま閉じていた絵本
意味などわからなくてもいい ってわかっていても
今度こそわかるかもしれないと
読んでみたのだ。
たくさんの飼い主から愛されたけど
飼い主を嫌い
死んでも死んでも生まれ変わっては
また誰かのものとして生き
死んでまた生きるを繰り返すねこ
やっと100万回目に
初めて誰のものでもない ノラ猫として生まれ
1匹のきれいなねこに出会い
恋をして、子ねこが生まれ
初めて誰かを愛することを知り
ずっーと一緒に居たいと思った。
その彼女が死んだ時
うぇーっん!うぇーっん!
ねこは思いっきり泣きました・・・
ここまできて、私も思いっきり声をあげて泣きました
ねこが死んだからじゃなくて
4年間薬を使わなかった息子が再使用して
ダルクを飛び出し、行方不明と連絡が入る。
毎日、日々の生活に追われて
自分の悲しい気持ちに蓋をして
大丈夫な振りをして過ごしていたけど
ねこと一緒に泣きました。
うぁーっん!うぁーっん!
声を上げて思いっきり泣きました。
彼は彼、私は私と強がっているけれど、悲しくて泣きました。
ねこと一緒に泣きました
そしてねこは、その数日後に死にました
そして2度と生まれ変わることはありませんでした。
長い間、覚醒剤を使ってはボロボロになり、大切なものを失い
また生き直しては、また使い、
やめたいと使いたいの間を行ったりきたりしながら
泣きながら薬を使う彼を見ていると
私には理解できないことだらけ。
彼も本当の自分を生きるために
何度も何度も繰り返しているのかもしれない
意味不明の彼の世界を理解することはできなくても
彼の依存症という病気を知り
一緒に泣いて
よかったーと笑って
同じ時間を生きていくことだけだ
意味など わからなくていい
答えを見つけられなくても
この世界は、謎だらけなんだから
謎だらけだとわかっただけで
多分OK
それでいい。
仲間に聞いてもらえれば
それでいい。
トネリ子🌿
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by familiesofaddicts
| 2022-02-15 21:33
| トネリ子
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