家族にしか分からない事もある
2022年 02月 17日
信頼している人に相談したり
今まで、勉強会・セミナー・当事者の体験談など
数多く参加しました。
以前から感じていたことですが
依存症者の家族には、その家族しか分からない
共感できない事もあるなと。
あるセミナーで立場の違う人たちで
グループワークで話をすることがあった。
私は息子と一緒に暮らしているときに
財布のお金の中身が少ないことに気づいた。
すぐさま、「依存症の息子が盗んだのでは?」と思った
依存症の息子を疑う自分を恥じたし怖かったし
罪悪感に打ちのまされる感があった。
それを聞いていた当事者の方は
親がそんなことを感じているなんて考えもしないし
ただただ疑われていると思っていたようだ。
依存症が病気だと理解できない人は
意志が弱い・親が言い聞かせて直すべきだとか
ネットニュースの書き込みにはいまだに多い。
特に驚いたことは、当事者の方で支援の活動をされている方の発言
「死ぬことは悪くない、苦しい思いをしているのだから死んで楽になれる」と言う事だ
確かに渦中の時は、「死んでくれ・存在が消えて無くなれば良い」と思っていた。
しかし、本当にそうなっていれば心の傷は計り知れない。
それは、自分が狂気の中にいて
まともな状態ではなかったからだ。
どれが正しい、正しくないと議論するつもりはないが
立場や、状況が変われば考え方も変わると思う。
依存症家族の方の悩みや苦しみは
その当事者であった家族が分かり共感することが出来る。
一人でも多くの方が家族の会
そして自助グループに足を運んで頂きたいと願う。
必ず多くの仲間が、あなたの力になります。
GENGEN
第10回 家族相談会
大阪市浪速区民センター 第5会議室
14:00〜16:00