女の子ゆえの心配


今のわたしはよく寝る。
どこでも寝られる。
「お金頂戴」と言われるのも困ったがお金の無心をしてこなくなることも恐かった。
15才の娘がお金をどうやって工面しているのか。。。
髪を綺麗に巻き、付けまつ毛をつけてカラコン入れて精一杯の背伸びをして、
夜な夜な出ていく背中を何とも言えない思いで見送る。
眠れない夜の始まり。
いつでも迎えに行けるよう服を着たままベッドに横たわり、目をつぶっても脳は忙しく妄想を始める。
今、薬物を使っているんじゃないかと思うと心臓がキューッと絞られる。
握り締めた携帯が鳴ると飛び起きて「今どこ?」とガレージへと急ぐ。
こんな狂気の日々をどれくらい過ごしたのだろう。
怒ったり、なだめたり、妙に物分かりの良い母親ぶったり。
自分に思いつくありとあらゆる事はしたけれど事態は悪化するばかりだった。
寝ていない頭で考えつくことなんてロクなことない。
娘は私がボロボロになっても改心もしなかったし薬物も止めなかった。
私がたとえ自殺しても止めなかっただろう。
お宅の娘さんも息子さんも止めないです。
ならば元気で生きましょう。
誰にも話せなかったことを話してみてください。
同じ経験をした人の話を聞いてください。
半年後のあなたは別人のように元気になっているはずです。
おむすび

by familiesofaddicts | 2022-02-27 01:23 | 一人娘の母 おむすび | Comments(0)