震災
2022年 03月 06日


毎年この時期になると、新聞やニュース等で報道されることで「あぁあれから○年たったんだなあ」と思う東日本大震災。
私達は神戸の震災も経験したし、つい数年前には大阪北部地震も経験したけれど、東北の震災があった頃の事を思うと、あぁ私もよく頑張ってきたなぁと感慨深い。
あの日自助グループのミーティングがあり、会場にしている教会も少し揺れた。
静かだけど長い揺れだったのをよく覚えている。
その後東北では大きな津波による甚大な被害があり、多くの命が奪われ、更に原発にも被害が及び沢山の方々が帰る家を失くした。
ちょうどその頃、依存症者だけをを家に残し夫と娘と私は別の住まいを借りて住んでおり、自分の家には帰れない状況だった。
思い通りにならないと暴力的になる依存症者から逃げていたのだ。
ニュースで震災後に帰る家を失くしてしまった方の悲痛な思いを知る機会がある度に、私も同じように苦しい気持ちになり、憂鬱な日々を過ごした。
けれど、依存症者と離れて日常を過ごし自助グループのミーティングに通い続けていると、不思議なことに気持ちは落ち着いている事に気付き始める。
病気の彼に巻き込まれ、振り回されて苦しかった頃には考えられないほど穏やかな気持ちになり、彼の苦しさや辛さにも目を向けられるようになっていった。
今、家庭の中で依存症者を抱え込み、終わりの見えない苦しみの中にいる家族の方には、勇気を持って一度彼(或いは彼女)を手放してみてはどうだろうかと提案したい。
疲れ果て、正しい判断ができなくなってしまった家族に、依存症者を助ける事はできない。
まず、家族が先に健康的な心を取り戻して欲しい。
不安や悲しみや苦しさを一人で抱え込む必要はない。
仲間が寄り添い助けてくれる。
ここには 同じ経験を持ち、それを分かち合ってくれる仲間がいる。
大丈夫👍。
Jasmine
毎月第3日曜日に、家族相談会を行っております。
ご連絡は下記まで
kazokunokai89@gmail.com
※秘密は厳守いたします
ブログランキングに参加しています。
下記、バナーをクリックして頂けると嬉しいです。

by familiesofaddicts
| 2022-03-06 13:32
| jasmine
|
Comments(0)