新しい環境

卒業、入学シーズン、息子の異変を感じたあの頃から、私にとっては心がざわざわするような落ち着かない季節になった。

今思えば、息子は環境が変わるタイミングで不安定になっていたように感じる。

別れの寂しさや新しい環境への不安や緊張で、誰もが落ち着かないのかもしれないけれど、依存性という病気を抱えた繊細な息子にはしんどかったのかなと思う。

息子は新しい環境で生活する事になり、先日家を出て行った。

空っぽになった息子の部屋を見て、肩の荷が下りたような気持ちと、辛い出来事も沢山あったけれどやっぱり寂しかった。

別れの日、息子は笑顔で「今までありがとうございました」と言って手を振っていた。

一緒に暮らす日々の中で本当にいろんな事があったけれど、こんな風に笑顔で別れる事が出来たのは、自助グループに繋がって、依存性の息子への対応の仕方や自分を変えて行くことを教えてもらったおかげだ。

自助グループに繋がれて、仲間に出会えて本当に良かった。

息子がこれからどんな道を歩いて行くのか先の事はわからないし、きっと失敗や挫折もするだろうけど、自分の力を信じて生きて行って欲しい。

これからも感謝の気持ちを忘れることなく、息子の回復を信じつづけよう。

macaron

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