京都亀岡暴走
2022年 03月 31日


2012年4月、通学途中の児童らの列に18歳の少年が車で突っ込み
3人の方が亡くなり、7人の方が重軽傷を負った。
10年前の痛ましい出来事です。
当時19歳の次男は、その時に脱法ハーブ(今は危険ドラッグ)という物を使用していました。
あるところに行けば、自動販売機で買えるような薬物でありそんな時代でした。
テレビのニュース・情報番組ではそれに関連することが連日のように報道されていました。
私は、当事者の方が主催していた家族会に参加した時
「あんなもの、何が入っているか怖くて使わない!」と
その道に精通されておられた方も恐ろしいと話されていた事を記憶しています。
その薬物も、使っていた息子をみて
いつか問題を起こさないか、人様を傷付けないか
頭の中が不安と恐怖がグルグル回ってざわついていた。
亀岡の事故いうか事件なのか4月に起こりました。
そして、不安と恐怖が最高潮に達していた5月に警察署からの電話
どの様な事を話されていたか記憶にないぐらい
動揺しており、現場のコンビニに呼び出された。
車でコンビニのフェンスに衝突して
車内でもうろうとしている次男
それを取り囲む数台のパトカーと警察官
警察官は、次男に車から降りてくるように説得中
テレビで見たことがあるような光景だった。
あの時の動揺・不安・恐怖は言葉では伝えられないが
人を巻き込んでいなかったことが唯一の救いだった。
当時の私は当然のごとく
関係者への謝罪・賠償・手続きをして後始末をしていた。
しばらくしてまた別の問題を引き起こす。
そして後始末をする、それの繰り返しだった。
あれから10年の月日が流れ
私と妻は自助グループに繋がっている。
息子は、自分の発達障害を受け入れて彼自身の生き方を見つけている。
10年前の出来事を、笑い話で話せることはないが
お互いに、今の自分についてお互いに話せることが出来ている。
もっと早く、自助グループに繋がっていたらと以前は思っていたが
それも、それだと思えるようになった。
今苦しんでいる仲間
薬物依存症者の家族や友人などであれば
そう、あなたは仲間です。
私たちは貴方の力になれるはずです。
GENGEN
