子どもたちの声
2022年 04月 19日
コロナ禍の在宅勤務で日中も家にいることが多くなりました。
近くの幼稚園や小学校から、童謡や子どもたちの声が聞こえてくることに気がつきました。
ただただ微笑ましく思い、声がよく聞こえる休み時間や下校時には、
そんな子どもたちの声に耳を傾けるのを楽しみにしていました。
それが、息子の薬物の使用を知ったとたん、一変しました。
これからどんなひどいことが起こるんだろう、と不安に駆られるようになりました。
家にいても、パトカーや救急車のサイレンの音に耳を澄まし、玄関のチャイムや携帯の着信音に、いちいちびくびくするようになりました。
あれだけ癒されていた子どもたちの声も煩わしく思うようになってしまいました。
そして今、新年度を迎えて子どもたちの声は一層賑やかです。
不安な気持ちは消えることなく確かに心の中にありますが、ずいぶん落ち着きました。
周りの環境も、息子の状態も以前と何にも変わっていません。
変わったのは、私が自助グループに通うようになったことぐらいです。
不安との付き合い方を教えてもらえているから、また落ち着いて過ごせるようになったのだと思います。
子どもたちの声を煩わしく思うことは、もうなくなりましたが、息子の幼いころを思い出し後悔が募ります。
幼いころに何とかしていれば。
そもそも問題にはちゃんと向き合えていたのだろうか。
あの頃に戻って、もう一度やり直したい。
仲間の皆さんがついていてくれるから、そんな後悔からも何か学べることがあるはずだと思うことができています。
感謝です。
nop
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by familiesofaddicts
| 2022-04-19 23:14
| nop
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