私たちに出来ること

　 次回の家族相談会は5月15日(日)です！

　私の通う自助グループには、12ステップというものがある。依存症者本人と密接過ぎる関係を持ってきた家族が、不健康な状態から健康な状態に回復するためのプログラムである。

　その中に、生き方の棚卸しというものがある。自分の感情のパターンを自ら知り、点検する。

　私は最近あらためて、自らを見返してみた。生活の中で、自分の快適さを妨げる人や出来事に対するマイナスな感情が確かに育ち始めているのを感じた。

　依存症者を変えようと必死だった時、良かれと思い全力で努力してきたのは、自分の快適さの為ではないか。その時と同じ構造のまま、日々は疲弊を始めている。

　恨みや怒りの感情に釘付けにされている時、その感情を手放せるか否かは、自分の快適さへの執着を手放す事と関係しているのだろう。快適さに対する執着を手放さない限り、嫌な感情は去らない。分かっていながら、出来ない。依存症者がやめられないのと同じだ。

　同じような問題を抱えた仲間がミーティングにはいます。それぞれのペースで、近くで遠くで、互いに思いやりながら回復を進められたらと思います。依存症者に回復が必要なように、私たちにもおそらく回復が必要です。私たちに出来る数少ないことは、私たちが変わることです。依存症者はその変化を見るでしょう。家族が変わっていくのを知るでしょう。あとは、依存症者本人が自分の事を自分で知るでしょう。

ススキ

毎月第3日曜日に、家族相談会を行っております。

ホームページ | 関西薬物依存症家族の会 (wixsite.me)

ご連絡は下記まで

kazokunokai89@gmail.com

※秘密は厳守いたします

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