自立
2022年 04月 29日
先日、逮捕された息子が釈放されると連絡を受けていました。
少年院に入る際のきっかけとなった逮捕の時にとった親である私達の対応が引き継がれていたようで、
身元の引き受けをしない理由や、私達の考えを説明する必要がありませんでした。
回復のために必要な、施設へ繋げる事などはするので、その旨を息子に伝えて下さい。
とだけ言いました。
すると、
息子は地元にも戻らず、施設にも戻るつもりはないらしく、
自分で公的な支援も含めてどうするか模索しているようです。
との知らせが来ました。
薬物依存だけではなく、精神疾患も抱える息子がどうやって一人で生きていけるのだろうか?思いました。
でも、よくよく考えると、世の中にはいろんな種類の病気があり、いわゆるハンディを持ちながらも自立して生活している人達がたくさんいるではないかと。
今の息子の気持ちの真意はわかりませんが、
依存症という病気に向き合う気持ちになれているのなら、それが自立の第一歩じゃないのかな、
たとえそれが一見失敗に終わったとしても。
心配や恐れが全くないわけではありません。
それでも、今はこれが大きな流れのような気がしています。
私はこれまでの学びの中で、
依存症が治り元の息子に戻って欲しいという思いから、
息子は息子の人生を歩いて欲しい、という思いに変わっていきました。
息子は息子で自分の人生の中で選択して歩いていき、
私は私の人生を歩いていく。
お互いに与えられた人生を歩いていけるよう祈っています。
すずめ
毎月第3日曜日に、家族相談会を行っております。
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by familiesofaddicts
| 2022-04-29 14:09
| すずめ
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