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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

174.png来月の家族相談会は7月17日(日)です!174.png

先日、3年半ぶりに帰省してきました。
コロナの影響とは言え、実家の近くに住む姉に老いた両親を任せきりにしている事に少し後ろめたさを感じていたし、97歳と91歳になった両親の年齢を考えると少しでも元気なうちに顔を見ておいたほうがいいと思ったので…。


父は、少し認知症の症状が出始めているのもあって何となくかわいい老人になっていました。

問題は母です。
昔から、家族をコントロールしたい人でした。
時には強く、時には弱さで人をコントロールするのです。
もちろん本人は無自覚です。
親が子供に正しい事を言うのは当たり前(自分中の
常識や正しさです)だし、誰も言わないから私が言ってるだけだと、それの何が悪いのかわからない…という感じです。
そこに年齢が加わり、身体が思うように動かなくなってきたのもあって(それでも現役の主婦)益々パワーアップしていました。
とにかく娘の私にあれこれ指示してコントロールしようとします。
そして、平気で私が傷つくような言葉をなげかけてきます。

還暦を過ぎた娘の私が91歳の母に何故こんなにイライラして反応するのか、何度も何度も自分に問いかけ、感情の整理をしてみました。
たぶん、その嫌な母の中に、私は私の姿を見たんです。
息子がまだ薬物の問題を起こす前に言われた事があります。
「母さんは婆ちゃんにそっくりや❗」と。
それがわかっているから、私は母と電話で話す事も、帰省する事も避けていました。
コロナで帰省できないのは、ある意味都合が良かったのも事実です。

母と私の関係性 息子と私の関係性 そして老いていくという事や、私の中にある色々な感情など、たくさんたくさん考えた帰省でした。

依存症の問題を抱えた息子のお陰で、私はこうして自分自身に目を向け、自分の感情の整理が出来るようになりました。モチロン完全ではないけれど。

私たちは、依存症者を抱え、どうにもならなくなり絶望の中で仲間と繋がりました。
そして、家族の力ではどうすることもできない現実を知り、自分自身に目を向けてみるという事を重ねていくうちに、大切な何かを掴む事ができました。
私達の仲間になってみませんか?
お待ちしています。

   Jasmine


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毎月第3日曜日に、家族相談会を行っております。
ご連絡は下記まで
kazokunokai89@gmail.com
※秘密は厳守いたします

Commented by familiesofaddicts at 2022-07-03 15:40
正しく私の境遇と同じ内容で、すべてが共感できます。母は今、施設に入っているのですが
コロナ禍は私にとっても大切な時間をもらった感じしています。今元気に過ごしている間にとどこか焦っている私です。まだ少し時間がかかりそうで
、、、
by familiesofaddicts | 2022-06-26 19:38 | jasmine | Comments(1)