ひとりじゃなくてよかった
2022年 06月 28日
息子を妊娠中、早産の可能性があったので入院することになりました。
点滴は毎日24時間。散歩も入浴も禁止。
(体は拭いてもらっていました)
ベッドを離れていいのはトイレに行くときだけ。
お腹の張りが強いだけでなく、息子の体重が増えない、羊水が少ない、等々…
経過は全然よくありませんでした。
ストレスが溜まるような環境で、不安になる材料は盛りだくさん。
出産までの数十日間、そんな毎日でした。
それなのに私は落ち込むようなこともなく過ごしていました。
何故なら、私の入院していた大部屋には、
同じような症状で入院していたお母さんたちが何人もいたからでした。
ベッド間の行き来は許されていなかったので、
各々のテレビで同じ番組を観ては、ああでもない、こうでもないと話をして盛り上がりました。
あまりにも美味しそうだったCMの誘惑に負けて、皆で病室までピザのデリバリーを頼んだこともありました。
お腹の子どもの状態が不安定になって特別室に運ばれたときは、並んだベッドで、泣きながら慰めあったこともありました。
同じような不安を抱えたみんなで、なんとか心穏やかに過ごせるよう、支えあっていました。
どんなに心強く、救われていたことでしょう。
今、私は家族の薬物の問題に悩む人たちが集まる自助グループでたくさんの仲間に出会い、支えてもらっています。
あの頃も、今も、ひとりじゃなくてよかったな、と感謝しています。
nop
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by familiesofaddicts
| 2022-06-28 21:48
| nop
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