転んだ時の杖
2022年 07月 22日
逮捕されていた息子が、措置入院することになりました。
治療をしてもらえる、と考えるといいのかもしれませんが、
我が子が精神病院に入院していると知って、正直複雑な思いもあります。
自助グループに通いだして数年が過ぎました。
その間、いろんなことがあり、みんなに支えられ、励まされ乗り越えてきたつもりですが、
悲しくなり、罪悪感や後悔といったマイナスの感情に支配されてしまいます。
そちらの方に傾くと、どんどん悪いことが頭をよぎってきます。
頭の中で、負のフローチャートが出てきて、息子が回復しないという結論まで行きつきます。
良いほうの選択ができなくなってしまいます。
その次の感情は、「何年も自助グループや家族会に参加して学んできたのに、
こんな風に落ち込んではいけない…」と悪循環です。
ぐずぐずと考えていると、落ち込んでしまった時に、切り替える力を自助グループでもらったんじゃなかったっけ?
いつもミーティングで、そんな話を聞かせてもらっているのだとやっと思い出しました。
マイナスの感情がおこることを無くすことなんてできなくて、
そんな気持ちの時に支えてくれるたくさんの力が私の心の杖となって、
何度転んでも起き上がることができます。
転ばぬ先ではなくて、転んだ時に必ず仲間の力が杖となり私を支えてくれています。
すずめ
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by familiesofaddicts
| 2022-07-22 07:58
| すずめ
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