強烈な記憶のとらわれ
2022年 08月 04日
35年ほど前、私がまだ青春時代と言える若かりし頃
アメリカ海軍のエリート養成学校の映画、トップガンの公開
トム・クルーズもカッコ良かったし、F14トムキャットがカッコいい
加えてあの音楽も超クール!
当時の記憶を引きずり続編であるマーベリックに会いに行く
そこには、やはりニヤケタ彼がいた。
映画の中のあるシーンに、一瞬感情が固まる
(ネタばれ注意)
教官となったマーベリックは、かつてのライバルであったアイスマンに
尋ねるシーンがあった。(吹替え版)
マーベリック:ある訓練生と上手くいかない、どうしたら良いか分からない
アイスマン:過去はもう忘れろ
私は急に胸が締め付けられる何か?が襲ってきた
そして、訳も分からず涙があふれてきた
暫く放心状態になり、周りの人に気づかれない様に両手で涙を拭いた。
そして、別のシーン
かつて親子仲が悪かったのだが、いい関係になっている事を尋ねる
マーベリック:どうしてよくなった?
ペニー:娘は準備が出来ていないのに、自由を求めていた。今は信頼している。
なんか、う~ん😔
私は6年ほど前から自助グループに繋がり
仲間の愛と助けによって、回復を続けている。
依存症の息子は、家を出て行き6年が過ぎた
そして、2年ほど前から息子と同じ境遇の仲間と繋がった。
その後、家族以外の人で相談・支援してくれる人と出会っている
また、掃除・洗濯・食事など、まあキチンとやっている様だ。
この2年の間、息子は本当に変化したと思う。
福祉の仕事に就くなど、自分の目標をもって働いている。
少し前、息子から相談があった。
九州の実家に行って、福祉の仕事をしながら農業をしたい
と言ってきた。
息子が、私と距離があり関係ないところでやることは、大いに賛成
しかし、実家が絡んできたらそれは別問題だ!
境界線を乗り越えられて、荒らされている様に感じた。
私の中には、過去の息子との記憶が脳裏に深く強烈に刻まれており
その何かが湧きだしてきている感覚だ
そして、先祖から受け継いでいる山や田畑を託し、親戚付き合いに踏み込まれることに
恐れを感じる、不安しかない。
信頼することが出来ない。
この感情が、ここ暫くくすぶっていた。
映画館での暗い環境で、なんか?ぐ~と来てしまった様だ。
息子の状態、息子との関係があの時より良くなって来たとはいえ
どうしてもあの時の強烈な出来事から解放されていない。
忘れることは出来ない。
映画の中でアイスマンは、「It’s time to let go」と伝えていた。
吹替え:過去はもう忘れろ
字幕:過去は水に流せ
映画の説明:過去はもう考えるな
翻訳アプリ:手放す時が来ました
今の私は薬物依存症の問題より、実家の家督問題の方が苦しい
どうしたら良いか?分からない
なかなか手放せない
自助グループの仲間にすがり、助けを求め
私はこの先も進んで行こうと思う。
そして、あの時のような親子関係や信頼できる日常は
いつ訪れるだろうか
これも、仲間にすがろう。
GENGEN
追伸
アイスマンの言葉を引きずり
ビートルズの「let it be」をYou Tubeで聞いた
和訳の歌詞を見ながら
号泣💦
まだまだ、気持ちが揺らぐ
自分を誤魔化している?
それでもいいよね