手放すということ
2022年 08月 06日
次回の家族相談会は8月21日(日)です!
薬物依存症の息子に、もう何年会ってないだろう。
初めて自助グループに繋がってひと月たった頃、私と夫は息子を残して住み慣れた家を離れた。
もう、これ以上一緒に暮らす事は誰の為にもならないと心の底から思った十数年前のちょうど今頃だった。
この季節になると、暑い中荷物を運び出し、いつ帰れるかわからない家を後にした時の事を思い出す。
薬を使い自室で死んだように眠る我が子の姿が不憫で泣けて泣けて仕方なかった。
もしかしたらこの子は死ぬかも知れないと、不安な気持ちでとても苦しかった。
けれど、息子は生きている。
死んだように眠っていた息子は、家を出て資格を手に入れ仕事を持ち結婚もした。
今も薬を手放さないままだけれど…。
勿論私は彼の回復を祈るけれど、彼の人生の邪魔はしないと決めている。
薬を使わない生き方を彼が望んだ時に私に出来る事があれば助けたいとも思うけど、私から連絡をする事はない。
そして私は仲間の助けを借りながら私の人生を生きている。
心が大きく揺さぶられるような事が起きても、仲間が必ず助けの手を差しのべてくれる。
家族の薬物の問題で、一人で思い悩んでいませんか?
暗い穴を自分で掘って閉じ籠っていないで、私達の仲間になりませんか?
大丈夫、何とかなります。
私も楽しく生きてるもん(^.^)
Jasmine
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by familiesofaddicts
| 2022-08-06 22:26
| jasmine
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