どうしょうもない時には何も変わらない
2022年 08月 18日
今度、お会いできる家族会は8月21日です
息子の薬物使用が発覚して16年
私が自助グループに繋がって6年
長かったのか?短かったのか?よくわからない
依存症の次男は、自立しており
家族以外で助けてくれる人々と繋がりを持っている
そして、その人たちと自分の将来に目を向けている。
最初に崩れていったは長男であったが
自分の家庭を持ち、孫娘二人を時々と言うか頻繁に連れてきている。
女の子は、ほんと可愛い
二人の兄の姿を見てきて、心を閉ざしていた三男は
留学・ワーホリをして外国語の関係をすると思っていたが
国内で全く畑違いの事をしている。
彼も家庭を持ち、子供の時の明るい笑顔が戻ってきている。
渦中の頃、こんなことが訪れるなんて考えてもみなかった。
息子たちが、まだパートナーのお腹の中にいるとき
そのお腹をさすり、溢れるばかりの愛情を手のひらに感じた事を覚えている。
その息子たちが、不登校・学校での問題勃発、そして薬物使用
それは、愛情が不安や恐怖に変わり絶望の暗闇へと引きずり込んでいった。
毎日の生活の中では家族に対して、苛立ちや疑惑
そして憎しみ・殺意を持つ様になり、息子を見下す自分がいた。
家でも職場でも上手く行かず、友達関係・親戚付き合いに距離を置き
周りに家族がいても、友人がいても孤独感を感じていた。
これは、私の話ですが・・
そんな時に、勉強会に行っても家族会に行っても
状況は何も変わることなく、息子の状況も悪化していく一方であった。
自助グループに通い始めてもそれは、直ぐに何かが変わることはなかった。
繋がって通い続け暫くしてから、私は心の落ち着きを取り戻すことが出来たと思う。
それは仲間と分かち合い、そして共感と愛情を感じる実感
一人では無いと言う感覚を持てたこと
ここからが、再構築のスタートだったと思える。
苛立ち、絶望、憎しみを抱えていたら何も変わりません。
だからと言って、今の私は完全に消え去っている訳ではありませんが
仲間の話を聞いてみてください。
出来たらあなたの話も聞かせてください。
まずは、そこからスタートだと思います。
お待ちしています。
GENGEN