ポン酢を飲むおばあちゃんのこと
2022年 10月 10日


高齢者施設での仕事で、ポン酢を飲む方がいて
自宅では、ポン酢禁止で隠されて、そうなると余計に
探して飲みたくなるって言っていたおばあちゃんが
亡くなりました。
おばあちゃんは、いつも何にでも不満いっぱいで
誰も、自分の想いをわかってくれない。
息子も嫁も、孫も…って
私たちの顔を見ては、愚痴をこぼしこのクッションが嫌だ、
椅子の高さが嫌だ、風呂に呼ばれる順番が遅いと怒る。
おばあちゃんは、あるときに職員とぶつかってしまう。
その数日後には、歩けていたのが、歩けなくなり車椅子、
自分で少し、着替えられていたのができず、食欲も無くなって
来ることができなくなり寝たきりとなった。
私は、この方を通して、気力の低下や
「もういい。」と諦めた時に人の体まで蝕んでいくということを
この目で見せてもらった。
ありがとう、ありがとうと言って1日を過ごす人もいれば
いつも怒っている、相手のせいにしている人。
その違いは、生きていく上でどこで食い違っていくんだろうか?
怨みの感情は、すごいパワーを持っているんだろうな〜
相手に人指し指を向けた時3本の指は自分に向けられています。
「自分はどうなんだろうか?」と
私の息子は、薬物依存症です。
息子の起こす問題に疲弊し長年息子が変わってくれたらと
思っていましたが、自助グループで
薬物依存症は病気であること
息子を変えるのではなくて自分のことに取り組むことを
教えてもらい「プログラム」を行っていくうちに
自分の生き方のレールにはめようとしていたことに気づきました。
息子は窮屈だったでしょう。
私の息子への怨みの感情に変化が出てきた時に
息子との関係性も変わり始めました。
息子が今しようとしていることに、口出しではなく
応援の気持ちに変わっています。
生きるって当たり前のことではなく
今日一日を仲間の中で
生きていることに感謝です。
どんな時も私たちは1人ではないといくことを
伝えたい。
IKO
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by familiesofaddicts
| 2022-10-10 07:14
| IKO
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