あきらめなかったよ


ある日、私は息子に
「しんどいんやったら一緒に死んだろか?」と声をかけました。
息子は、驚いた顔で静かに振り返り「いいよ、その時は一人で死んでくるから」
部屋を出た私は、涙がとまらなかった、嗚咽しながら泣きました。
再び息子の部屋へ
「さっきはごめん一緒に死のうじゃなく、一緒に生きようといってあげれなくって、一緒に生きよう」
息子は振り返り「うん」と言ったと思います。
それから数ヶ月後、息子は捕まりました。
私は、時間があれば面会に行き時間があれば手紙を書きました。
だって一緒に生きようと決めたから
この時はまだ自助グループには繋がっていませんでした。
あれから9年が過ぎようとしてます
息子は、2年前に南の島の回復施設につながりました。
先日、長女がその南の島で結婚式をあげました。
「弟にも出席してほしいんだけど、どうしたらいい?」私、長女の気持ちが嬉しく涙がでました。
当日、息子も出席サプライズのプレゼントとお祝い袋を持って
南の島にまけないくらい
皆んなキラキラした顔で感謝の1日でした。
信じて良かった、諦めないで良かった。
仲間の手を離さないで良かった。
やっと言えます。
生まれてきてくれてありがとう、生きててくれてありがとう。
プルメリア
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by familiesofaddicts | 2022-10-11 06:05 | プルメリア | Comments(0)