やっかいな習慣
毎日の生活の中では、常に選択をしているとどこかで聞きました。
朝起きてから、寝るまで。
人生も同じような感じで、選択した行動を重ねながら、生きていっていると思います。時には難しい選択をしなければならない場面に出会います。
息子が、初めて鑑別所へ行くことになった時、その難しい選択をしなければなりませんでした。
迷惑をかけた相手へ弁済をして、そのまま回復施設へ繋げる。
または、一切弁済はせずに、何もしない。
他にも、選択肢はあったと思いますが、私たちは、何もしない。という選択をしました。
その結果、息子は少年院送致となりました。
少年院に行ってからは面会に
行くか、
行かない、か。
私たちは、行かない。
という選択をしました。
当時の私にとっては、悩み、苦しく、とても難しい問題でした。
数年が過ぎ思うことは、その選択が、
良かったのか?
良くなかったのか?
というのは、正直わかりません。
ただ、ひとつ言えることは後悔はしていない、という事です。
その時々で、よく考え、仲間にたくさん相談もしました。
そして出した答え、選択だったからです。
息子の薬物の問題が起こった事で、自助グループに通うようになった私に起こった変化は、後悔をすることが、とても少なくなった事です。
後悔したところで、
「過去は変えられない」
という当たり前のことを理解し、受け入れることができるようになりました。
そう思えるようになったのは、ミーティングに通い続けたからだと思います。
行動を起こしては、その結果次第で後悔するという、私の中にこびりついていた、やっかいな習慣を変えることが少しはできています。
私が今までの人生の中で選択してきたことで、正解だったと自信をもって言える事があります。
それは、自助グループの扉を開け、通い続けていることです。
すずめ

by familiesofaddicts | 2022-11-15 12:17 | すずめ | Comments(0)