誰かと比べない…
2022年 12月 17日
🔔12月18日は家族相談会です🔔
17歳の少年が世間を騒がせる事件が続けて起こった事がかつてありました。
その頃、息子もちょうど17歳。
高校2年の半ばから始まった不登校で昼夜逆転している息子の存在で家の中の空気はいつも澱んでいました。
TVのニュース番組のキャスターの誰かが、思春期の難しい年齢の頃を深い谷に例え、そこに掛かる橋を『難なくうまく渡れる子』『苦労しながらどうにか渡れる子』『渡っている途中で真っ逆さまに落ちてしまう子』がいる という表現をしていました。それを聞きながら私は、我が子はうまく渡れないかも知れないなぁ と思っていました。
そして、薬物依存の問題が大きくなってきた時には、真っ逆さまに落ちた!と思いました。
明るくて友達が多かった子(と親が思っていた)のはずだったのに、何故我が子は橋をうまく渡れなかったのだろう…
よそのあの子たちは、もっと色々あった子たちなのにちゃんと渡りきったじゃない! と他の誰かと比べて 勝手に私が『真っ逆さまに落ちてしまった子』だと決めつけていました。
そして、自助グループに繋がるまでは一人で悲しんだり苦しんだりしていました。
今私は、「落ちたっていいじゃない 生きてるんだもの何とかなるんじゃないかなぁ 落ちたと思ってたけどゆっくり渡ってる途中かも知れないし、谷の途中で一休みしてるかも知れない。そもそもそんな深くて暗い谷なんて本当にあったのかな?」と思っています。
私は、その橋を渡る彼を助けようとして、実は邪魔をしていたのかも知れないと思えるようにもなりました。
まして、我が子を誰かと比べる事には何の意味もありません。
私も私を誰かと比べる事はやめました。
そうすると、何故かとても楽になれました。
日々思う事は色々あるけれど、私も随分楽になってきたなぁと思う年の瀬です。
明日は家族相談会です。
Jasmine
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by familiesofaddicts
| 2022-12-17 00:01
| jasmine
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