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タンポポの綿毛が風に乗って種子を運ぶように私たちの思いが​苦しんでいるあなたのもとへとどきますように。


by 関西薬物依存症家族の会

関西薬物依存症家族の会のブログ 今年最後の相談会

101.png 今日は、本年最後の相談会 101.png

「ホンマや、マイナス視点から見てたんや」


とある研修三日目のこと。

講師「Aさんがいつもと違う表情で食事をしていました。その理由を隣の方と話し合ってください」


研修初日に座った席は、おそらく依存症者の息子より数段若いメンズ。

なぜか、その彼と波長が合い会話にギクシャクしない有難さ。


その彼に

「なんでやとおもう?」と投げかけると

「体調が悪いんやと思います」と、ヤングマン(西城秀樹か!?)

「嫌いな食べもんやったんちゃう?年寄りはワガママになるから

と、好き嫌いテンコ盛りの還暦を過ぎた私がドヤ顔で返答。


「そ、そ、そうですよね。きっと」と、ヤングマン。

「しかも、家に帰りたい!との思いが沸き上がっての感情やで」

と、無駄に人生を積んできた、知ったかぶりの私。

「そうですよね!」と、

リスペクトしてくれる人生の後輩。


彼と出会えただけでも研修を受けた価値はあったと超確信。 (笑)


講師の回答が秀逸。

無駄に人生を歩んできた私の想像と確信は木端微塵。(涙)

講師「Aさんを見ていないのにマイナスイメージを想起してませんか?」


問題の想定の背景は、

Aさんが「介護」されているという条件。


それ故、ほとんどの回答が、

「気分が悪いから」

「体調が優れないから」

「嫌いな食べ物だったから」

と、どうにか改善しなければとの「診る」からの視点。


よ~く、日常を観察していれば

Aさんは、美味しいと感じ良い表情をしている」と、分かるはず。

「診る」ではなく、「観る」が大切と


薬物依存症者に対する見方もそうかも

観方を変えると「生き辛さから薬物を使って生きながらえられたのかも

薬物使用が、「悪」という見方を変えてみることも家族には必要かも。


薬物依存症は、「病気」です。


正しい知識と新しい情報を得ることにより、

家族が元気になれることを家族相談会へ来ていただければ

「観て」頂けるかもしれません。


今日は、今年最後の家族相談会です。

心よりお待ちしています。


Pon & Cotsu


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by familiesofaddicts | 2022-12-18 08:54 | Pon & Cotsu | Comments(0)