想いの詰まった押入れ
2023年 01月 16日
次の家族相談会は、2月19日です。
今年に入り、自宅から出れなくなり自分と向き合う時間が多くなりました。
以前、薬物依存症という問題が我が家にやってきた時に
世間体、恐れ、不安から自宅から出ることができなくなった以来
何年ぶりのことでしょう。
今回は、コロナに罹患してのこと。
忙しい職場は出勤停止、誰もいない家に1人。
まず、感じたことは「孤独はあかん。」「寂しい。」って
家にあるもので食事はできていたけれど
私は、配食支援を受けることができました。
配食内容は大体予想はしていましたが
ウキウキ、ワクワク感を感じました。
話をする訳ではないけれど誰かが来てくれることにひとりではない!と思った
私の存在があるってことを誰かがわかってくれていることが
嬉しかった。
何日かすると症状が良くなり、家中の掃除を始めた。
長年していない押入れの整理に手を出した。
それは、なんと「思い出の押入れ箱」と名づけるほどに
色々なものが詰まっていた。
子供達の成績表、表彰状、卒業証書、家族の写真、息子の保護観察期間解除の書類
私の仕事での書類、パートナーと喧嘩した時の想いの手紙
薬物がわかり家族会での学んだときのノート、父からの心配する手紙
もっともっとたくさん。
押入れの収納ボックス一つ一つを開けていくにつれて
私が、生きてきた証があってその時の苦しさや自己憐憫の私も私で
今、そこに向き合っている自分に出会えました。
しっかりと感じ、「想い出の押入れ箱」を空っぽにしました。
今回、この長期のお休みがあったことで、
苦しみや憐れんでる自分に折り合いをつけられたように思います。
薬物依存症の問題が我が家にやってきたことで
仲間のお陰で自分の人生も良いよねって思います。
まだまだ、自分探求は続くでしょう。
IKO
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by familiesofaddicts
| 2023-01-16 07:29
| IKO
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